その幅広い制作活動の中で、異なる素材と異なるテクニックを組み合わせた大胆な制作への挑戦を試みる彼、武田昭彦は、その分野に置いても唯一であることを物語っています。
武田は、砂、粘土、セメント、石膏など様々な異なる要素を組み合わせながら、それぞれの特性を引き出しつつも、焼成時にこれら全ての要素が最適に融合するバランスを見出していきます。
これらの作品から浮かび上がるものは、(ほどよい)バランスへの絶えざる追求です。武田は、芸術の規範を超えるルールのなき創造プロセスに没入し、無限の可能性を探究しました。